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西谷 健夫; 山内 通則*; 泉 幹雄*; 草間 義紀
JAERI-Tech 2005-047, 34 Pages, 2005/09
ITERにおいてマイクロフィッションチェンバーは核融合出力を測定する重要な計測装置の一つである。マイクロフィッションチェンバーは真空容器内に取り付けられるため、高真空及び高温環境下で動作する必要がある。また核発熱とその除熱方法も考慮する必要がある。これまで、ITERの高出力運転用のマイクロフィッションチェンバーの設計開発を行ってきたが、今回は低出力運転用のマイクロフィッションチェンバーの設計を実施した。検出器は狭いギャップ内に取り付ける必要性から、全酸化ウラン量を1gになるようにマイクロフィッションチェンバーを並べて1つの検出器とする方式を提案した。12mm径と6mm径の2種類のマイクロフィッションチェンバーを基本要素とする、束型検出器を設計した。核発熱はMCNPコードによって評価した。熱輸送解析の結果、真空容器への熱伝達のみで検出器温度は250C以下にできることを明らかにした。
山内 通則*; 西谷 健夫; 落合 謙太郎; 森本 裕一*; 堀 順一; 海老澤 克之*; 河西 敏; Walker, C.*
Review of Scientific Instruments, 74(3), p.1730 - 1734, 2003/03
被引用回数:22 パーセンタイル:70.86(Instruments & Instrumentation)ITERの核融合出力モニターとして、真空容器内にマイクロフィッションチェンバーの設置が計画されている。このモニターシステムの応答はプラズマの位置と形状に不感である必要があり、モンテカルロ計算によりブランケット背後の適当な取り付け位置を選定した。その他ITERの要求条件を考慮して、12mgの二酸化ウランを用いたマイクロフィッションチェンバーとウランのないダミーチェンバーを設計・試作し、設計仕様に対する基本性能と14MeV中性子及び線に対する応答特性を試験するとともにITER環境における性能を評価した。その結果、パルス計数モードとキャンベルモードにより中性子に対する良好な直線性と約1msの時間応答性が確認できた。また線に対する感度が低く、線に対する補償がなくても中性子計測が可能なこと、遮蔽体により中性子スペクトルが変化してもこれらの応答特性が確保できることなどがわかり、ITERの出力モニターとして使用できる見通しが得られた。
小嵐 淳; 天野 光; 安藤 麻里子; 飯田 孝夫*; 森泉 純*
Journal of Environmental Radioactivity, 60(3), p.249 - 261, 2002/06
被引用回数:15 パーセンタイル:34.15(Environmental Sciences)陸域環境において主な炭素リザーバーである土壌と大気の間でのCの動的挙動を解明するために、地表面COフラックスを実環境で定量することのできる手法を開発した。この手法によって最小限の環境攪乱でCO放射能を測定するために必要なCOを集めることができ、森林土壌からのCOフラックスを2.3310Bq.m.sと見積もった。さらに森林生態系におけるCの移行挙動を議論するために、周辺の植物や空気CO中のC比放射能測定も行った。松葉中の比放射能は大気中とほぼ等しく平衡に達していた。土壌空地中COの比放射能は極めて高く、地表面近傍大気中で比放射能は濃度勾配を持って分布していることが明らかになった。地表環境では核実験起因のCを含む土壌有機物の分解によって、高いC比放射能をもつCOが生成されていることがわかった。
正岡 聖; 中村 龍也; 山岸 秀志; 曽山 和彦
JAERI-Research 2002-003, 22 Pages, 2002/02
大強度陽子加速器計画における強力パルス中性子ビームを用いた散乱実験用の2次元中性子検出器(マイクロストリップガスチャンバー: MSGC)の開発が行われており、この検出器では、高い計数率・検出効率・位置分解能,動作安定,大面積化が求められている。本研究ではMSGCのコンバータとしてのガドリニウムの適正を検証した。まず0次元中性子検出器を用いた簡単な実験を行って検出効率を求めることによって、ガドリニウムコンバータの基本特性を調べた。さらにシミュレーションによって、MSCGでのキャピラリープレート配置に関する最適化を行った。その結果、コンバータとキャピラリープレートとの距離は短い方が有利であることがわかり、理論上はガドリニウムをMSGCのコンバータとして使用することが可能であることがわかった。
吉越 章隆; 寺岡 有殿
JAERI-Tech 2001-026, 17 Pages, 2001/03
SPring-8の原研専用軟X線ビームライン(BL23SU)で得られる約500eVから1500eVのエネルギー領域における軟X線の絶対光子束を測定することを目的として、多段式イオンチェンバーを設計・製作し、実際に光子束を測定することに成功した。この多段式イオンチェンバー本体の設計及び製作に関して詳細に報告する。
佐野 睦*; 吉越 章隆; 寺岡 有殿; 斎藤 則生*; 鈴木 功*
JAERI-Tech 2000-081, 21 Pages, 2001/02
SPring-8のBL23SUにおいて多段式イオンチェンバーを用いた光子束の絶対値測定を行い、フォトダイオード及びAuによる結果と比較した。光子束の測定は光エネルギーが487,571,688,868,1078eVの5点に対して行った。イオンチェンバー内に導入するガスはアルゴンを用いた。それぞれの光エネルギーに対してガス圧を10Pa~10Pa台まで変化させ光イオン電流を測定し、その結果を解析することにより光子束を求めた。得られた光子束はリングカレント100mAあたり2.0710~3.1310(photons/s)となり、光エネルギーとともに増加する傾向を示した。フォトダイオードとの比較では571eV以下では両者の測定は誤差の範囲内で一致するがエネルギーが高くなるにつれて差が大きくなり、1078eVではイオンチェンバーに比べてフォトダイオードの方が33%小さい値を示した。
小嵐 淳; 天野 光; 安藤 麻里子; 飯田 孝夫*; 駒 知孝*
Radiation Protection Dosimetry, 93(3), p.237 - 243, 2001/00
被引用回数:8 パーセンタイル:52.3(Environmental Sciences)土壌へのHT沈着速度を測定するためだけでなく、どの環境因子が土壌へのHT拡散及び土壌中での微生物活動によるHTOへの化学形転換の2つの沈着過程に影響を及ぼすかを調査するために新しい手法を開発した。チェンバーと2台のトリチウムサンプラーを用いる本手法によって、大規模な野外実験やトリチウムソースを用いることなしに野外環境でHT沈着速度を測定することができる。本手法で評価された原研・東海研におけるHTの沈着速度は1.2610~3.7310m.sの範囲であった。HT沈着速度はおもに土壌の含水率及び気相率に依存してきた。含水率の増加に伴うHT沈着速度の増大から、本サイトの条件下では物理的なガス拡散よりも微生物による化学形転換がHT沈着速度に支配的に影響を及ぼしていることが示された。HT沈着速度と大気温度、大気湿度、土壌温度の間には明確な関連性は見いだせなかった。微生物活動に強く影響を及ぼすであろう土壌温度について、HT沈着速度を制御する要因としての重要性は副次的なものであった。
小嵐 淳; 天野 光; 安藤 麻里子
JAERI-Research 2000-028, 24 Pages, 2000/07
H-3,C-14等の放射性ガスの地表循環挙動を解明するために、希ガスであるラドンを用いて、土壌からのガスの湧出挙動を解析した。土壌からのラドン散逸への環境因子の影響を調査するために、日本原子力研究所・東海研究所の砂質土壌で、密閉チェンバー法によるラドン散逸率の連続測定を行った。ラドン散逸率と環境因子の相関解析の結果、土壌表層から20cm程度までの深さの体積含水率が土壌からのラドン散逸率に支配的に影響を及ぼしていることが示され、高含水率でより大きなラドン散逸率の減少を導いた。土壌が乾燥している状態では、大気圧の変化量もラドン散逸との間に負の相関関係が認められ、短時間の気圧の変化は地表面近傍環境におけるガス輸送に影響を与えていることがわかった。また、大気-土壌間の温度差との関連性も見られ、温度勾配によるガス輸送の考慮が必要であることが示された。放射性希ガスであるラドンを対象とした本研究によって、ほかのガス状物質の表層土壌中輸送や地表面における湧出・沈着挙動に関する基礎的な情報が提供された。
新田 秀行*; 小野 正博*
JNC TJ8420 2000-010, 171 Pages, 2000/03
表面汚染が主な放射性固体廃棄物に対して、高除染度の得られる可能性がある技術として、レーザークリーニング法、真空アーククリーニング法について、文献および特許調査を実施した。また、得られた情報に基づき具体的な適用例として集合型遠心機チェンバーの胴体部を除染するための装置の概念設計及び経済性評価を実施した。固体表面クリーニング技術(レーザー法、放電法)の現状調査では、公開文献、特許、その他の資料により技術調査を実施し、関連する文献をリストにまとめるとともに、技術データシートを作成した。また、クリーニングシステムを設計するために有用な情報を構成機器毎にまとめた。除染処理への検討例、適用例等の調査と評価では、固体表面クリーニング技術と同様、公開文献、特許、その他の資料により技術調査を実施し、関連する文献をリストにまとめるとともに、技術データシートを作成した。これら調査結果に基づき、炭酸ガスレーザー、YAGレーザー、真空アークそれぞれを用いた除染処理プロセス・装置概念設計を実施し、装置および処理プロセス概念の具体化をはかった。いずれの装置も回転リングを用いて除染対象物を回転させ、除染ヘッドを除染対象物の円周方向に走査することにより、除染速度が一定となるように設計した。本概念設計結果に基づき、各除染システムの経済性について比較評価した。
小嵐 淳*; 天野 光; 安藤 麻里子; 飯田 孝夫*
Radiation Protection Dosimetry, 87(2), p.121 - 131, 2000/01
被引用回数:24 パーセンタイル:80.77(Environmental Sciences)放射性ガスであるラドンの地表からの湧出を評価するため、アクリル製のチェンバーを土壌に埋設し、チェンバー内のラドン濃度をはじめ主な環境因子を連続的に測定した。チェンバー内のラドンの濃度変動を、ラドン濃度勾配に起因する拡散フラックスと、チェンバー内の気圧の時間変化に起因する移流フラックスとを仮定することで解決できた。この解析により、チェンバー内のラドン濃度変動を表すことができ、土壌から大気へのラドンフラックスが推定できた。同時に、拡散フラックスパラメーター、移流フラックスパラメーターがそれぞれ1.7110ms,1.6210mhPaという値で得られた。これらのパラメーターは、拡散及び気圧変化による土壌からのラドンフラックスに及ぼす影響の大きさを表す指標になるのみならず、土壌-大気間のガス交換に関する基礎的な知見を与える。
小嵐 淳; 天野 光; 安藤 麻里子; 駒 知孝*
JAERI-Research 99-053, p.21 - 0, 1999/09
自然環境においては、土壌中の微生物によるHTのHTOへの酸化が重要なプロセスである。HTの土壌への沈着量を予測する場合、一般にはHT沈着速度を用いて評価するために、この値を測定することはモデル化などの目的に対して特に役立つ。HTフラックスを、アクリル製のチェンバーとトリチウムサンプラーを用いて野外で測定する方法を開発した。本手法を用いて、東海研究所における土壌へのHT沈着速度を推定し、7.3x10-1.4x10m・sの値を得た。これによって、本測定法の有効性を確認した。本測定法を用いることによって、トリチウムソースを使用することなしにHT沈着速度を測定することが可能である。HT放出実験のような大規模な実験を行わなくても、どのような場所でも、比較的容易にHT沈着速度を得ることができる。
西谷 健夫; L.C.Johnson*; 海老沢 克之*; C.Walker*; 安東 俊郎; 河西 敏
JAERI-Research 98-049, 38 Pages, 1998/08
マイクロフィッションチェンバー(小型の核分裂計数管)を使用したITER用中性子モニターの設計を行った。使用する核分裂物質としては、UはPuの増殖により感度が増加してしまうためUを採用した。このマイクロフィッションチェンバーを遮蔽ブランケットとバックプレート(ブランケット支持板)の間、及びブランケットモジュールの間隙を一対として10ヶ所、さらにダイバータカセットのドームの下に1ヶ所配置した。ITERでは中性子モニターに対し7桁の測定レンジと1msの時間分解能が要求されているが、1つのチェンバに対し、パルス計数とキャンベルモードの回路系を併用することにより、これを実現できることを示した。またプラズマ位置変化の影響を中性子のモンテカルロ計算により評価した。
not registered
PNC TJ1615 97-002, 33 Pages, 1997/03
人形峠事業所で運用されているラドン校正チェンバでの校正手法について、将来的なニーズも視野に入れながら、昨年度までの研究成果をふまえ検討を行った。設計・建設段階での限定されたpassive型モニタの校正法については、現設備でも充分であると考えるが、例えばapssive型のモニタの動的特性までも考慮した校正手法の高度化に対する要求及び近年開発される新しい形式のラドン測定器に対応しうるような多様化された校正手法の確立に対する要求は将来的には充分起こりうるものである。よって、これらの将来的に起こりうる要求に対して考えられる問題点について昨年度までに行った研究成果をふまえ、それらのうち特に重要度の高い課題、すなわちラドン濃度のコントロール手法及び濃度変動に敏感に検知し表示しうるラドン濃度測定器などの、最低限必要と思われる設備・付加機能について具体的に検討を行い、考察を行った。
not registered
PNC TJ1615 95-001, 25 Pages, 1995/02
人形事業所に設置した校正用ラドンチェンバーは、本格的なテストチェンバーとして我が国唯一のものである。従ってPassive、Activeのいずれの形式を問わず、ラドンモニターの校正施設として多くの潜在的利用者があるものと考えられる。チェンバーは動力炉核燃料開発事業団のラドンモニターの校正用として設置されたものではあるが、動燃の置かれた現状から、限られた規模ではあるが適切な対象者(機関)に対する開かれたテストチェンバーとして位置づけてもよいのではないかと考えられる。そのため本年度は人形峠事業所が対象としているラドンモニター以外の多くの種類のモニターに対するチェンバーの適応性について、本年求められたデーターを基に検討し、測定手法の高度化に対する基本的な対等と将来必要となるであろう設備等について考察した。
not registered
PNC TJ1615 94-002, 22 Pages, 1994/02
現在、人形峠事業所に設置した校正用ラドン・チェンバーにより、環境中のラドンのモニタリングのための測定器の校正が行われている。しかしながら、野外などの実環境でのラドン濃度の実態と校正用チェンバー内のラドン濃度レベルとには、少なからぬ相違がある。このため、いくつかのラドンモニターの動特性の測定結果をふまえて、これらの状況に対応した校正手法を確立するためのアプローチと、それと共に将来必要となるであろうラドン娘核種濃度測定装置に関するサンプリング法を含む高度化された校正法について検討した。
西谷 健夫
核融合研究, 68(1), p.5 - 17, 1992/07
大型トカマクにおける中性子発生率測定の現状を解説したものである。大型トカマク装置では、いずれもフィッションチェンバーによって中性子発生率を測定しており、その較正方法としては、Cf中性子源を真空容器内でスキャンする方法が共通に行なわれている。JT-60Uでは、パルス計数モードとキャンベルモードを併用したフィッションチェンバーにより、広いダイナミックレジと速い時間応答性を有した中性子発生率測定装置を開発し、Cf中性子源を使用した較正によって、11%の測定精度を得ている。
山岸 秀志; 若山 直昭; 伊藤 浩; 坂佐井 馨; H.Brixy*; J.Oehmen*; R.Hecker*; H.-J.Hantke*
Juel-2467, 43 Pages, 1991/04
原子炉計測研究室では、高温インコアチェンバ(HTIC)の開発を進め、800Cでも常温と変わりなく、10~10n/m・sの広範囲の中性子束を測定可能なHTICの開発に成功した。ドイツKFAでは、高温ガス炉AVR炉心上部の中性子束分布を測定し、計算コードを検証することに大きな関心を有していた。このため、1988年10月~12月にかけて、新開発のHTICを用いて、AVR内の中性子束分布測定実験を日独協力協定の下で日独共同により実施した。実験の結果、KFAが以前に計算した中性子束密度に対し約1000倍高いことが判明し、KFAでは計算コードの検討評価を行うための貴重なデータが得られた。また原研では新開発のHTICの高温ガス炉内作動実証データを得ることができた。1991年2月に行われた原研とKFAの協議の結果、上記成果を原研とKFA連名のKFAレポートとして発行することが合意されたため投稿する。
山岸 秀志; 若山 直昭; 伊藤 浩; 坂佐井 馨; J.Oehmen*; H.Brixy*; R.Hecker*
Juel-2468, 40 Pages, 1991/04
原子炉計測研究室で開発した高温ガス炉核計装用広領域出力監視システム(WRPMS)の最終試験として、1987年末から1年間、ドイツ高温ガス炉AVRでその総合機能実証試験を日独共同で実施した。試験の結果、試作WRPMSは高温ガス炉の一次冷却ガス循環用大型ブロワー等が発生する電磁誘導ノイズの影響も受けることなく、原子炉起動から定格出力までの全原子炉出力を安定、確実に計測可能であること、また、1年間の連続作動試験においても、性能低下や特性変化も全く認められず、安定に作動することを確認した。1991年2月に行われた原研とKFAの協議の結果、上記成果を原研とKFA連名のKFAレポートとして発行することが合意されたため投稿する。
坂佐井 馨; 若山 直昭; 山岸 秀志; 伊藤 浩; 田村 政和*; 深草 伸二*; 家喜 洋司*
IEEE Transactions on Nuclear Science, 37(3), p.1405 - 1410, 1990/06
被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Engineering, Electrical & Electronic)高温ガス炉の初期臨界試験及び出力上昇試験等のため、高温耐熱のワイドレンジインコアチェンバ(HTIC)を開発試作し、その炉内作動試験をJRR-4で実施した。試作したHTICは、外径10mm、熱中性子感度0.01cps/nvで、電離ガスにはXe-N混合ガスを用いている。本HTICは、その電離ガスとしてXe-N混合ガスを使用することにより、その封圧ガス圧を高くすることなく、しかも低電圧で充分な性能を得ることが可能である。印加電圧100V、封入ガス圧2kg/cm adsで、従来使用されてきたAr-N混合ガスと比較すると、約2倍の出力パルス波高値が得られている。JRR-4での高温炉内作動試験では、試作HTICは、常温から800Cの範囲で8桁以上の良好な出力直線性を有しており、この温度範囲で正常に作動することが確認された。
柴 是行; 有澤 孝
RTM-86-19, p.23 - 27, 1986/00
原研は、昭和59年度より、科学技術庁からの受託契約によりレーザー法ウラン濃縮技術開発の工学試験を進めているが、本年4月の原子力委員会に提案されたレーザー法技術ワーキンググループの答申を受けて、原子法の最適化のため新たに基礎プロセス試験に着手する予定である。そこで、原研における原子法研究開発の経緯、工学試験、および基礎プロセス試験の概要を述べる。